「嶺亜と親友だから、かな……?」
嶺亜が気を利かせて何か言ったのかもしれない。
嶺亜が萌花ちゃんとごはんを食べると、私はぼっちになっちゃうから。
私、萌花ちゃん以外にお友達がいないし……。
「そうかな~。私調べでは、新城くん、乃愛ちゃんのこと好きなんじゃないかな~なんて」
「え~~っ! そ、そんなわけないよ!」
それってなに調べ!?
そんなこと、地球がひっくり返ってもあるわけないのに。
あまりにありえないことを萌花ちゃんが言うから、自分でもびっくりするくらい大きな声が出てしまった。
「の、乃愛ちゃん声大きい~」