私、なに変なこと口走っちゃったんだろう。
あたふたした私に、凪くんは軽く笑ってから口を開けてくれた。
わあああ……なんか私、墓穴掘っちゃったよね。
だけど、用意した分はちゃんと食べてくれて、スポーツドリンクを飲んで、薬も飲めた。
これなら、あとは寝ていれば少しはいいかな?
凪くんは体を横たえ、その上からお布団をしっかりかける。
「じゃあ、私リビングにいるからなにかあったら声かけてね」
立ち上がろうとしたら。
熱を持った凪くんの手が、私の手を掴んだ。
──え?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…