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次の日の朝。


「……ックション!!」


凪くんがくしゃみを連発していた。


風邪ひいちゃったのかな、大丈夫かな? なんだか、目も少し赤い気がする。


「また噂されてんじゃねえの? 相変わらずモテるな~」


「ばーか」


嶺亜がヘンな突っ込みを入れて、凪くんが笑う。


朝ごはんは、出された分はちゃんと食べていたし。


とりあえず元気そうで良かったと思ったんだけど……。



「先生!」


それは2時間目の授業中のこと。


突然河村さんが手を挙げた。


「どうした、河村」
 

「新城くんが具合悪そうなんです」