こういうとき、同じ家で暮らしているとなんだか気まずい。


家に帰って気持ちをリセット出来るどころか、どこへいっても凪くんの気配を感じちゃって気が休まらない。


だからって、自分の部屋にこもっていると変に思われるし……。


「あれ? 凪くんの分は……?」


もうすぐ晩ごはんが出来ると呼ばれて下へ降りると、4人分の食事しかテーブルに並べられていなかった。


ぽっかり空いているのは、凪くんがいつも座っている席。