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すっごい幸せな夢を見ていた。


「……乃愛」


凪くんが甘い声で私を呼ぶの。


夢で凪くんに会えるなんて幸せ。


しかも、凪くんにぎゅーって抱き着いてるの。


私ってば、なんてエッチな夢見ちゃってるんだろう。


こんなの、絶対に凪くんに言えない。


夢って、願望がそのまま現れたりするって言うけど。私、欲求不満なのかな?


「ふふっ」


でも夢だもん。いいよね。


体を横にして掛け布団を抱きしめるようにして、また眠りにつく。


すごくあったかい。


まだ起きたくない。もっともっと凪くんに会っていたいから。


すると、また凪くんが名前を呼んでくれた。


「のーあ」


……ん?


でもなんかヘン。


この声、夢じゃないみたい。とってもリアルに感じる。