数日後。私はまた何故か着いてきやがった美織を引き連れて"G.G"の溜まり場へと足を伸ばしていた。

中に入ればいつものように賑やかな場所であって、女、男がそれぞれドンチャン騒ぎをしまくっていた。



「あ、莉央ちゃんに美織ちゃん」



今日も盛り上がってるなー…と、二人してダーツの前にある椅子に腰掛けていたんだけれど、そこに一つ割り込む声が。

……げ、と思った。

同じような顔をする美織とともに横を見れば、そこには知的な好青年が立っていて、




「おっぱい」




クツリと小さな笑みを浮かべて小首を曲げるド変態が君臨していた。



「…マジでシネ」

「おっと。酷いね。男のロマンなのに」



チッと舌打ちをすれば"心外な"と言わんばかりの恭平がいて。

美織もピキピキと眉を動かして固まっているんだけど……、いやまずお前も何故着いてきた。