樹くんに感謝しながら、席に座った。

「……なんかあったら、言え」

「ありがとう……樹くん……」

「あと……怪我、手当してくれてありがとう」

「……!!うん!なんかあったら言ってね……!!私、力になれる限りなるから……!」

「……ん」

「えへへ、喋れて嬉しいよ」

「……俺もっ……」

 照れてる……?

 も、もしかして、恥ずかしくて話してくれなかったのかな……?ふふっ、可愛いかも。

 一応、誕生日的には私の方が早いので、お姉ちゃんは実は私なんだ。