―茜―


アタシ、鈴木茜。


麻波と遥が学校を辞め数ヶ月が過ぎた。

正直あの事件は引いた。


ちょっと意地悪する程度で終わると思ったのにあそこまでエスカレートするとは思わなかった。


遥に山口美紀を殴りなよって言われた時アタシの手は震えていた。


笑いながらなぐる遥と麻波は同じ人間とは思えない。


二人が捕まっている時アタシとさえもそれなりに大変な思いもした。


山口美紀は途中意識があまりなく最後にアタシとさえが叩いた事を覚えていなかったらしい。


だからアタシとさえの名前は上がらなかった。


けれど、その場にいたとゆぅ事で学校側、警察側から色々と調書をとられた。


アタシは父親に初めて顔殴られた。


父親の目からは沢山の涙。


母親もそれを見て泣いていた。


アタシはもぅ他人を傷つけたくない。


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