...。


茜が家を飛び出してから、もう一時間が過ぎようとしていた。


あたしはもぅ昼も回っていると言うのにまだ缶ビールに口をつけていた。


...茜...。


一体何処に行ってしまったのだろか...。


茜の携帯はずっとOFFのまま...。


あたしは温くなった缶ビールをまるで、ツバメが突くかの様に、ゆっくりと口をつけた...。