...


「...麻波~ヤバイ...もぅ酔った!」


ほとんど口の回らない様子の茜。


「ばぁかッ!まだ飲むよッ!」


もぅ飲めるわけがナイのにアタシは茜に酒を進めた。


泥酔状態のアタシ達。


ヘロヘロな身体と身体がぶつかる。


「プッ...」


肩と肩が合わさると同時に茜が笑いだした。


「何ッ?プって?アタシ何か変?」


「うぅん。何んだか麻波と飲んでるのが楽しくて♪」


「アハハぁ~。アタシも茜と飲んでるのが世界で一番楽しいよッ♪」


完全にアタシ達は泥酔状態だ。


訳もなく二人で抱き合い、笑いあっているだけ。


けれども、アタシはそんな時間が、楽しくて、幸せでしょうがない。