ガチャッ...


家の鍵を開ける。


アタシと茜はアパートに帰ってきた。


茜はときどき何処かに泊まりに行くが、アタシはあえて干渉していない。


お互いのプライバシーは尊重していた。

「ねぇ、麻波。あたし真実の彼氏のケ‐番Getしたよ。」


茜はクッションを腹に抱えながら言った。


「狙いどぅりだよね。」


アタシはニヤニヤしながら言う。


アタシと茜、まるで学生の頃に戻った様にはしゃいだ。


一つの面白い遊びを発見したかの様に。

「今、真実の彼氏にメール打ったよ。」

茜がニヤニヤしながら言う。


『今日はありがとぅございます。また機会がある時は一緒に飲んで下さいね。』

《送信》


...


《受信》


『メールありがとう。今日は凄く楽しかった。もしよければまた遊んで下さい!!』


アタシ達はケラケラ笑った。


アタシは新しい遊びを見つけた笑い。


....


茜はきっと杉田純一への思いだろう。


お互い目的は違うけど、これから起こす事にどちらも興奮しているのは間違いない。