・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一枚めくる度に音を立てるその本は酷く汚れていて それなのに大事だと示すように厳重に鍵をかけていた引き出し 日を追うごとに荒くなる執筆に胸が痛む 瘦せこけたあの子はいつしか鉛筆も持てなくなった 最後のページには力なく '' う ら み を ’’ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・