この時の俺はなんのために生きていたんだろう?

無駄な時間ばかりが過ぎていった。


少し経ったある日。

珍しく学校にいる俺。

前では先生がなにか喋っている。
なにもする事がない俺は携帯をいじっていることしかする事がなかった。

すると岡部が
『おい!お前高校いくん?』

いきなりの岡部の質問に焦った。

『わかんねー』

『夏休み俺塾いくねんけど優もいかへん♪?』

俺はこいつがなにを言っているのかが理解できなかった。

『はぁ?』
としか言えなかった。

『まあ考えとけや☆』

一方的に話しをした岡部は嬉しそうに教室から出ていった。

『…なんや?あいつ(笑)』
岡部がなにをするにしてもあいつはおもろい。
たぶん笑顔を与える天才なんだろうと小学生から想っていた。
岡部とは小学2年生にあいつが転校してきて1番最初に喋りかけたのが俺だった。
話が弾み、すぐにツレになった。