最近は特に

 いつオオカミ男に化けて襲いかかっても
 おかしくないくらい、
 雪那を欲してしまう自分がいて。


 理事長と生徒の超えてはいけない一線を
 超えてしまいそうで……


 怖くてたまらない。



 だから
 雪那と離れることにした。




 それに……

 『雪那の運命の相手は、俺じゃない』



 そのことは、
 俺が一番よくわかっているしね。