「一体、どうしたら……」
このまま闇雲に戦っても体力を消耗するだけだ。こういうのは戦略が必要なんだっけ。前世で見たアニメでキャラクターが言ってたな。
「リオン、この怪物を攻撃した時に効果があった部分ってある?」
僕が怪物を攻撃しながら訊ねると、リオンは「まだ首の辺りが効果的だったかもしれない」と返す。なるほど、首ね……。
「なら、その首を集中的に攻撃しよう!リオンも首に矢を放って!」
「わかった!!」
リオンが矢を怪物の首に刺していき、僕も全身を使って首を攻撃していく。確かに首回りは他の部分より手応えを感じた。
あれだけ涼しい顔をしていた怪物は痛そうに顔を歪め、口から悍ましい悲鳴を上げる。そして、何十回目かわからない攻撃で怪物の首がようやく胴体から離れ、怪物は地面に倒れた。やっと倒せたんだ。
「ノワール、大丈夫か?」
ゼエハアと荒い呼吸になる僕に、リオンは駆け寄ってくれた。僕は「大丈夫」と途切れ途切れに言い、リオンを見る。リオンも怪我はしていなさそうだ。
このまま闇雲に戦っても体力を消耗するだけだ。こういうのは戦略が必要なんだっけ。前世で見たアニメでキャラクターが言ってたな。
「リオン、この怪物を攻撃した時に効果があった部分ってある?」
僕が怪物を攻撃しながら訊ねると、リオンは「まだ首の辺りが効果的だったかもしれない」と返す。なるほど、首ね……。
「なら、その首を集中的に攻撃しよう!リオンも首に矢を放って!」
「わかった!!」
リオンが矢を怪物の首に刺していき、僕も全身を使って首を攻撃していく。確かに首回りは他の部分より手応えを感じた。
あれだけ涼しい顔をしていた怪物は痛そうに顔を歪め、口から悍ましい悲鳴を上げる。そして、何十回目かわからない攻撃で怪物の首がようやく胴体から離れ、怪物は地面に倒れた。やっと倒せたんだ。
「ノワール、大丈夫か?」
ゼエハアと荒い呼吸になる僕に、リオンは駆け寄ってくれた。僕は「大丈夫」と途切れ途切れに言い、リオンを見る。リオンも怪我はしていなさそうだ。