「へ?」

「だって常に京夜のこと見てるし、今だって隣に座っててもくっついてるんだもの」

確かに、座る俺の隣に座ってくっついてきてる千桜。

これを他の男にはやってほしくない……。

「えへへ……大好きですっ」

「千桜ちゃん、京の彼女疲れない?」

「疲れないよ!京夜くん、私のこといつも甘えさせてくれるし優しいんだよ」

「ふぅん、意地悪な京がね~」

「昨日だって今日だって、私のわがまま聞いてくれたんだよっ」

昨日のは……俺から求めた。

千桜があまりにもわがまま言わないから。

俺が聞こうと思ったんだ。

「別に千桜のわがままならいくらでも聞いてやるし」