「でも千桜まる、なんか京夜の匂いしたんだけど」

ギクッ……。

「一緒に寝てるからやろ?」

「そうじゃなくてさぁ…………あ」

じっと俺を見てきた尚。

おい、まさか言う気じゃないよな?

やめろよ?マジで。

「わかった!京!千桜と、」

──バンっ!

着てたパジャマを陽太に投げた。

こいつ……!

今、言おうとしてたな……。

「アホ!」

「ぷはっ、ひどいねん!そうなんやろ!?」

「んなわけあるか!」