「良くできました~!さっ、ふたりとも早く着替えなさい?朝ごはん冷めちゃうわ」

「あ、私、お部屋に戻りますね!」

俺のベッドから降りて、ペタペタと走って行く千桜。

はーあ……。

「……母さん、なんでいんの?」

「あらぁ、来ちゃダメなの?京夜の様子を見に来たんだけど」

「いいけど……千桜に強引すぎ」

「可愛いわね~。守ってあげたくなるわ」

……千桜は、本当に守りたい。

なにがなんでも……。

「京夜、千桜ちゃん大事にしなさいよ?」

「言われなくても、すげぇ大事にしてる」

クローゼットから服を出して、パジャマを脱いだ。