「おい!」

後ろから俺にさらに抱きついてきた。

「あっらぁ~、ラブラブね~!」

……ん??!!

もう一度ドアを見ると、

「はっ……か、母さん!?」

「鏡花さん!」

俺から千桜を離して、千桜を抱き締めた。

なっ……。

「俺の女だぞ……」

「んも~、千桜ちゃん!私のことはママでいいわよー!」

「っ……」

……ん?

千桜を見ると、俯いていた。