「むぅ……今日、休みだったらなぁ……」

起き上がった俺の背中に、ぎゅうっと抱き締めてきた千桜。

「おい……っ」

「充電中ですっ」

か、可愛い……っじゃなくて!

「学校だぞ……」

「おいおい、寝ぼけてんのはどっちだよ?」

ん?この声……!

慌ててドアの方を向くと、尚たちがいた。

「朝ごはんできたから呼びに来たんだよ」

「せや!今日は土曜や!京のことで1週間休んだから」

……あ。

「やったーっ!今日はずっとくっついていられるっ!」