──ガシャンッ!

「京夜くん!」

私をかばうように抱き締めた京夜くん。

花瓶は京夜くんの背中にあたって落ち、割れた。

「殺人未遂にあたるね。警察に通報しといたから、ふたり終わりだよ」

「「っ!?」」

「てめぇら……ぶっ殺すぞ」

「ひっ……!」

──ピーポーピーポー♪︎

サイレンが聞こえてきて、すぐに警察が入ってきた。

「警察さん、このふたりです」

「こっちへ来い!話は署で聞く!」

ふたりはあっという間に連れてかれた。