「瑠奈のことが好きです。
だから......まずは、
片想いから始めさせてください」



碧斗は深々と頭を下げる。

寝癖のついた碧斗の髪が滲んでく。




「うん!もちろん!」


溢れてくる涙を拭うことなく、私は何度も何度も頷いた。