かったるい体育の授業。
「また」
を使った僕。
白熱した試合。
かっこいい男子に送られる女子の黄色い歓声。
呆れた、というよりどこか体調の悪そうな先生。
バスケットボールがネットを揺らす音。
またも黄色い歓声。

この空間で異質なのは、僕と体育教師。
他の奴らはこの違和感に気がつくこともないだろう。