頭の中でタラタラと一人文句を垂れ流す。
煩い怒号を浴びせるのは、体育教師ただ1人。
クラスの連中はもう僕に興味も何も無いだろう。
ほかの奴らにとって、得体の知れない他人なんか同じチームにいても邪魔なだけだと思う。
だから、端っこにいる。
「巴山ー!お前、少しは動け!」
こんなに熱い体育教師、高校では珍しいだろう。
面倒この上ない。
「巴山!!」
あっ、めんどくせ。キレやがった。
仕方ない。いつもの使うか。
「すいません。「また」です。」