幼稚園の頃、同じクラスの女の子にふと
「けーやくんって、へんだよね。」
と、言われた。
その時僕は特に何も思わなかった。
所詮幼稚園児だ。
あまり深く考えずに言葉を発したのだろうと。
小学生の頃、今度は同じクラスの男子に
「お前、なんか変じゃね?」
と、言われた。
僕はこれで、ズレている、という感覚が本当なんだと確信した。

少しも悲しい、とか辛い、とか感じなかった。
ただただ、あぁ、僕ってズレてるんだなって思った。