「大丈夫。美奈子リハビリよ、リハビリ」

「なんの!!」

「じゃあな、頑張れよ亮介」

「連れて帰ってよ!沢藤、あんたのバッテリーでしょー!!」

「私生活は知らん」

「じゃあ美奈子、また明日ね〜」

「やだやだ!真紀ー・・・!!」



無情にもパタンとしまる部屋の扉。



「・・・・・。」

「二人きりだね、美奈子」

「嬉しくない・・・」

「俺は嬉しいな。家族も留守、友達も帰った、何しようか?」

「・・・は?」

「男と女が二人きりなんて、決まってんじゃん。ねぇ美奈子?」



にこり大人びた笑顔の下に、溢れんばかりの下心を湛えてにじり寄ってくる亮介。


いや!ありえないから!

絶対に・・・!!