「関係ないって何だ!?」

「関係ないものは関係ないでしょうが!」

「旦那がいたことを知らなかったぞ!

これは一体どう言うことなんだよ!?」

「ちゃんと説明してもらおうか!?」

「何でわたしが悪いってことになってるのよ!?」

ギャーギャーワーワーと大きな声でケンカを始めたわたしたちに、
「ちょっと待て、この内容は聞いてないぞ!?

一体どう言うことなんだ!?」

「いや、ちゃんと説明をしたはずなんですが…」

「なのに、何でこんなことになっているんだ!?

おかしいじゃないか!?

私は何にも聞いてないぞ!?」

「そ、それは…」

別の場所から揉め始めている彼らの声が聞こえてきた。

見事にかかったな…。

わたしたちはお互いの顔を見あわせると、フッ…と口角をあげた。