「……」
『……』
やっぱり彼との間に会話なんてもの中々なくて______沈黙が続く。
けどその沈黙が今朝より嫌でもないことに気がついた。
「先輩」
『何?』
突如開いた彼の口。
「沙夜先輩って呼んでもいいですか?」
それは先輩呼びから沙夜先輩呼びへの変更の許しだった。
『別に、好きに呼べばいい』
「沙夜先輩」
『…何?』
「沙夜先輩」
『だから…』
「沙夜先輩」
『……』
「沙夜」
ドクン…_______________
『誠人』
ドクン…て何…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…