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土曜日も日曜日も特に変わったことはなかった。


土曜はお母さんとショッピングモールに行き色んなお店を回ったりした。


日曜はユカと出掛けた。


そのときに私とユカはあるものというか…人を見た、あの3年生の先輩と手を繋いで歩いている北条誠人を。


彼の整った容姿にすれ違う人皆振り返っていた。



初めて街で見たなと思ったけど、今まで私が意識してなかっただけで本当は結構すれ違っていたりしていたんだろうなと思う。



休日はそんなものだった。


日曜もあっという間に終わってしまい今日は憂鬱な月曜日、それに加え私は寝坊をしていた。



目を覚ましたのは9時半頃、休もうかとも思ったけど行くことを決めた。



いつも7時半に出るお母さんは既に家にはおらずお昼代として2千円がテーブルの上に置かれていた。


2千円は多いって言ってるのに。



それを有難く受け取って焦らず準備をして家を出た。



家から学校まで徒歩20分、3時限目から受けることにした私はその足をゆっくりと進める。