◇
「3! 3! 3来て! …………2⁉ うっそ! 1回休み⁉」
「アハハ~! ざんねーん!」
「もー……今日サイコロ運ないのかなぁ……」
食事を終えて歯を磨き終えた私達は、ソファーに座ってテレビゲームを始めた。
すごろくを始めたんだけど、なぜか今日に限ってサイコロの出が悪い。
なかなか狙っているマスに止まらず、焦りでコントローラーが汗で湿る。
「よっし! おっ先~」
「あぁ~! 置いてかないで~!」
一方透瑠くんは、サイコロの出が良く、狙ったマスに止まっては、次々とアイテムをゲットしている。
1回休んでる間にどんどん突き放されて、あっという間に追いつけなくなり……結果、ボロ負け。
「やった~!」
「次違うのにしよう?」
「いいですよ~」
ガクッと肩を落とした私に、勝ち誇った表情で返事をした透瑠くん。
悔しい……! 次は絶対負けないんだから……!
「次負けたら、勝ったほうのお願いを聞くのはどうですか?」
「いいよ。絶対負けないから」
提案を二つ返事で受け入れ、レースゲームのソフトに切り替えて、ゲームスタート。
今度こそ勝ってやる……!
「3! 3! 3来て! …………2⁉ うっそ! 1回休み⁉」
「アハハ~! ざんねーん!」
「もー……今日サイコロ運ないのかなぁ……」
食事を終えて歯を磨き終えた私達は、ソファーに座ってテレビゲームを始めた。
すごろくを始めたんだけど、なぜか今日に限ってサイコロの出が悪い。
なかなか狙っているマスに止まらず、焦りでコントローラーが汗で湿る。
「よっし! おっ先~」
「あぁ~! 置いてかないで~!」
一方透瑠くんは、サイコロの出が良く、狙ったマスに止まっては、次々とアイテムをゲットしている。
1回休んでる間にどんどん突き放されて、あっという間に追いつけなくなり……結果、ボロ負け。
「やった~!」
「次違うのにしよう?」
「いいですよ~」
ガクッと肩を落とした私に、勝ち誇った表情で返事をした透瑠くん。
悔しい……! 次は絶対負けないんだから……!
「次負けたら、勝ったほうのお願いを聞くのはどうですか?」
「いいよ。絶対負けないから」
提案を二つ返事で受け入れ、レースゲームのソフトに切り替えて、ゲームスタート。
今度こそ勝ってやる……!