妻は微笑んでから、俺の胸にすり寄ってきた。

もちろん俺は愛する妻を力を込めて抱きしめる。

生きていることを実感しながら。



「ふぇっ・・・・」
その声に俺はすぐに反応をして妻の唇にもう一度口づけてからベッドを出た。

俺たちが寝ているベッドのすぐ横には、ベビーベッドがある。

そこで立ち上がって俺の方に手を伸ばしているのは、最愛の息子だ。

「おはよう。起きたのか?」
「パパ・・・」
あー今日も無条件にかわいい。