「…にしても…。」

「どしたー?美沙季」
「いつになったら魔法使いになれんのかなぁー。」


「…なれないんじゃない?やっぱ魔法使いなんかいないんじゃん?」

「ぇっ…。」


――ばっ

「…ゆ、夢かいっ!」
勢いよくベッドから飛び起きた。

「変な夢~。ぶはっ!笑っちゃうよ~。そりゃいないかもしんないけどなろうと思って頑張ってんだょぉ~!」

「……。」


あれ?
いないのか!?
魔法使いはいないのか!?

いやそんな事はない…ハズ…だっっ!!