結構走って公園まで着いた。





「ゴメン。

すげぇ走っちしちまって・・・」





「大地だよね?」





すげぇ懐かしい声。





そう。





その女の子は咲だった。





「さ・・・き?」





俺は気付かなかった。





咲は中学のときより可愛くなっていた。





「やっぱり大地だったんだ。


助けてくれてありがとう。」





と言ったときの咲の笑顔は変わってなかった。




その瞬間から止まっていた俺の恋は動き出したんだ。