心に何かが詰まった。
叱られる時に声が出ないこと。
回避するために小さな嘘をつくこと。
本当は真面目ではなくずるい人間だと言うこと。

気づけばなにが嘘なのかわからなくなってしまっていること。

苦しさの中に小さな幸福を見つけることが、
楽しくなっていた。


相対?うん、会いたい。
言葉遊びが少しずつ上手になって、
携帯をフリックして文字を並べることで気持ちに整理をつけた。

違うなあ。
感情を文字に流しているだけで、
今はなにも考えていない。
あーあ、助けてくれなんて言えたことなんだあったかな。

ねえ、あなたのことだけを愛していたんだよ。
そんな自分があなたを傷つけることが嫌で嫌で嫌で辛くて辛くて醜くて大嫌いで。

あなたの幸せ願っていた自分に反するから、
だから、知りもしない男に抱かれた。
馬鹿にして、笑って、痛めつけてよ。


心が痛い。

次第に、体も。