遠くから、処刑台らしき物が偶然目に入った。気になり少し見つめると、




そこには私の母が居た。勿論何故そこに居たのか私には分かるはずもなく。




そうして、遠くから聞こえてきたのは、母の叫ぶ声。






「早く、逃げなさい!」…この一声を最後だった。







私は、ハッとして、なんとか人集りを掻い潜って逃げたのだ。