「ごめんね、来て迷惑だった?てゆうか、あの時話しかけた時から、」

「そんなことない、です!服かわいいって言ってくれたの嬉しかったし、今日来てくれたのもありがとうだし」

「えへ、ほんと?それならよかったなぁ〜」



また、ふにゃってわらう。
なんだかこっちまでふにゃふにゃしてしまいそうだ。


「あそこのスタッフさんなんですか?」

「うーん、スタッフではないんだけど、よくしてもらってて、だから、このお店の前もよく通るんだ」

「そっか、また、いつでもよってください。平日とか割と暇だし、お買い物もしてくれたら嬉しい」

「嬉しいけど、営業かけられてない?今」

「やーそんなことないですよ〜」

「敬語じゃない方が気が楽なので、普通に喋ってね。同い年ぐらいだよね?」

「今年23、」

「同い年だ〜!ね、だから、敬語やめようね」



同い年なんだ。
なんか、あんまり知らない人だから、敬語で喋ってたけど正直年下かと思ってた。

「じゃ、また!」

「はーい」


ひらひらと片手を振り、ほたるくんは店を出ていった。