何回も、短いキスをした後に、手を引かれてベッドに2人で座った。


なんて言ったらいいか分からなくて、黙って座ってると、ほたるくんの指があたしの髪の毛をすくってとかした。



「あたし、ほたるくんに彼女ができたら嫌だなあ」

口をついて出た言葉は、それだった。


「ほんと?」

「嫌だなあ。もう遊べなくなっちゃうよ。今からえっちしたら、もう友達じゃないからね。彼女がいたら会えないよ」

「そうだよね、でも俺、彼女なんてできないよ。モテないし」

「知らないところでモテてるよ。気づいてないだけだよ」

「マコちゃんからも、モテてる?」

「、、まあ、ぼちぼち」

「えーーー。てか、マコちゃんの方がモテるんじゃないの」

「そんなことない。」


こんな、話をしたいわけじゃない。
あたしのこと好き?付き合ったりしないの?ほんとはそれを聞きたいのに。



「でも俺も、マコちゃんに彼氏できたら嫌だなあ。」