それから毎日連絡を取るようになって、何度かご飯にも行った。

ほたるくんとは気が合ってとても楽しかったし、ほたるくんも楽しいと言ってくれていた。



ご飯に行くのが5回目くらいの時に、あたしたちは終電を逃した。

あたしは、計画的に逃したと言っても過言ではないけれど、ほたるくんとずっと一緒にいたかった。


お店で2人で飲んで、また、コンビニでお酒を買ってホテルに入った。

部屋のドアを開けて中に入ると、ついに来てしまったと思った。


好かれてはいると思うが、好きとか、付き合って欲しいとか、言われてはいなかった。

ここまで来てゆうのもなんだけど、セフレになってしまう?
そんなのダメだけだけど、ほたるくんに触れたかった。


やけにふわふわしたソファに並んで座って、どうでもいい話をしながら一缶ずつ酎ハイを開けた後、あたしの意識は結構な感じでぽやぽやになっていた。
緊張して、飲むペース早めすぎた。


話が途切れて、ほたるくんと目があった。
ほたるくんの顔全部、見えてたはずなのに、もう、目の当たりしか見えなくなった。


チューされたな。と、頭の中はやけに冷静だった。