「で、サヨさんとは、うまくやってんの?」
 

アキが床に腰を下ろしながら、あたしに尋ねた。


「うん! すっごくいい人だよね、サヨさんって。実はバイトも紹介してもらったんだ」

「コンビニ?」

「うん」

「あんたがレジ打ってるとこ、想像つかねーなぁ」
 

アキの言葉に、健吾まで大きくうなずいて同意するもんだから

あたしはムッとして答えた。


「失礼なこと言わないでよ~。
こう見えてもけっこうあたし、おじさんのお客さんにウケがいいんだからね」


「は!? お前、オヤジにナンパされてんのか!?」
 

いきなり過剰反応して怒鳴る健吾に、ビックリした。