24そして、妻に電話でちゅう秋の家に泊まると連絡して飲めもしないのに純米酒の一リットル瓶をぶら下げ、親友に「奥さんとの馴れ初めを話せ」とくだをまいた。
ちゅう秋は普段の態度で落ち着きながら僕と想い出話を早朝まで続け、眠る僕を安静にして、奥さんに何度も何度も謝っていた。