遊園地デートが終わってからも、あたしと直哉の関係は変わらなかった。
前よりももっと距離が近くなった気がしてとても嬉しい。
「毎日幸せそうだねぇ」
泉が呆れてそう言うくらいだった。
あたしは毎日直哉と一緒に登下校して、泉や勇人も交えて4人でお昼を食べた。
今まで経験してこなかった青春をこの時間に取り戻すように過ごしていた。
「俺と琴江が似てるってどういう意味だった?」
直哉と2人で帰っているとき、不意にそんな質問をされてドキッとした。
今までなんでもない会話をしていたのに、どうして急にそんなことを聞くんだろう。
あたしはジッと直哉を見上げた。
「俺、琴江のことが本当に好きなんだ。琴江のこと、なんでも知りたい」
それはあたしも同じ気持ちだった。
「どうして似てるって感じたのか説明したら、直哉のことももっと話してくれる?」
そう質問をすると、直哉は一瞬困ったように眉を寄せた。
少しの間逡巡して「俺の話を聞いても嫌いにならないって約束してくれるか?」
と、聞かれた。
あたしはすぐに頷いた。
直哉のことを嫌いになるなんて今のあたしには考えられないことだった。
なにがあっても直哉のことは好きなままだという自信がある。
たとえ直哉が本当の人殺しだとしても……。
前よりももっと距離が近くなった気がしてとても嬉しい。
「毎日幸せそうだねぇ」
泉が呆れてそう言うくらいだった。
あたしは毎日直哉と一緒に登下校して、泉や勇人も交えて4人でお昼を食べた。
今まで経験してこなかった青春をこの時間に取り戻すように過ごしていた。
「俺と琴江が似てるってどういう意味だった?」
直哉と2人で帰っているとき、不意にそんな質問をされてドキッとした。
今までなんでもない会話をしていたのに、どうして急にそんなことを聞くんだろう。
あたしはジッと直哉を見上げた。
「俺、琴江のことが本当に好きなんだ。琴江のこと、なんでも知りたい」
それはあたしも同じ気持ちだった。
「どうして似てるって感じたのか説明したら、直哉のことももっと話してくれる?」
そう質問をすると、直哉は一瞬困ったように眉を寄せた。
少しの間逡巡して「俺の話を聞いても嫌いにならないって約束してくれるか?」
と、聞かれた。
あたしはすぐに頷いた。
直哉のことを嫌いになるなんて今のあたしには考えられないことだった。
なにがあっても直哉のことは好きなままだという自信がある。
たとえ直哉が本当の人殺しだとしても……。