♡♡♡
周りの子達は、クラスTシャツを着たり、ペンライトを持ってはしゃいだりしている
朝からわくわくの香りを漂わせた校舎は、一段と華やいでいる
八時になると同時に入り口のアーチから大きな音楽と紙吹雪が気分を盛り上げる
───……キーーーーンッ、、
『全校生徒の皆さん、おはようございます。
これより、第65回学校祭を開催します!』
狭い更衣室にスピーカーから流れた、開催宣言が響く
目の前には、黒を基調としたフリフリのメイドドレス
「羽華ああ!!これ、着て、はいこれ運んで!お客さん、どんどん来てるよっ」
「なんでえええ!菜留が着ればいいじゃんかあ!」
「私は、そう、えっと、ほら身長が高いから着れないの!」
「嘘だあ!!私と少ししか変わらないのにーっ」
どんどん騒がしくなる廊下
生徒達の楽しそうな声の中で、私の泣き声が響いた
湊先輩のクラスが執事喫茶なら、私達のクラスは…
「うふふっ、ほーら似合う!」
「スカートがパンツレベルで短いっ!」
「いーから、ほらっお店に出て!」
「いーやああああーー!」
フリフリの太もも丸見えのスカートに黒の大きなリボンを胸に付けて
私は世に出された
「い、いらっしゃいませ」
ひきつった笑顔でそう言えば、お客さんも体を震わせてお店になんとか入店してくれた
さっそく大人気のうちのクラスの、メイド喫茶
混んでるのはもちろん、その分みんなの視線が気になって…
もともとメイド服を着るはずだった子が風邪でお休みに
至急代理を決めたんだけど…
接客ならまだしも、メイド服なんて!
あーもう、こうなったら学年売上トップ目指してガムシャラに働いてやる!
菜留を見れば、すでに売り上げたお金を見てニヤニヤと細く微笑んでいた
───……
「え、あれは!羽華ちゃん!やーんっ!」
「はあっ!?やばいやばいって、俺指名してくる!」
「わ、やべ鼻血でた」
「ちょ、誰か洸呼んできてやれって」
「は!?やだよ、あいつ羽華ちゃんのこと独り占めするじゃん」
「あ、噂をすれば」
───……
ダド、ダド、ダダダ!
「うひゃっ!?」
「羽華!!ちょ~~~~可愛い!やば、監禁してえ……おい!誰だ!羽華にこんな格好させた天才は!」
「私」
「撤回だ!お前はバカだ!羽華が誘拐される」
「お前も同じ格好させるよ」
「感謝、感激です」
クラスの宣伝に行っていた洸くんがダッシュで帰ってきた
ちなみに、洸くんは、
「むふふっ、洸くんも似合ってるよウサギ」
「え、あ!だろ!可愛い俺にぴったりだよな」
執事の格好に、女子軍に付けられたウサ耳
なんとも愛らしい格好に周りの男子達も思わず立ち止まっている
周りの子達は、クラスTシャツを着たり、ペンライトを持ってはしゃいだりしている
朝からわくわくの香りを漂わせた校舎は、一段と華やいでいる
八時になると同時に入り口のアーチから大きな音楽と紙吹雪が気分を盛り上げる
───……キーーーーンッ、、
『全校生徒の皆さん、おはようございます。
これより、第65回学校祭を開催します!』
狭い更衣室にスピーカーから流れた、開催宣言が響く
目の前には、黒を基調としたフリフリのメイドドレス
「羽華ああ!!これ、着て、はいこれ運んで!お客さん、どんどん来てるよっ」
「なんでえええ!菜留が着ればいいじゃんかあ!」
「私は、そう、えっと、ほら身長が高いから着れないの!」
「嘘だあ!!私と少ししか変わらないのにーっ」
どんどん騒がしくなる廊下
生徒達の楽しそうな声の中で、私の泣き声が響いた
湊先輩のクラスが執事喫茶なら、私達のクラスは…
「うふふっ、ほーら似合う!」
「スカートがパンツレベルで短いっ!」
「いーから、ほらっお店に出て!」
「いーやああああーー!」
フリフリの太もも丸見えのスカートに黒の大きなリボンを胸に付けて
私は世に出された
「い、いらっしゃいませ」
ひきつった笑顔でそう言えば、お客さんも体を震わせてお店になんとか入店してくれた
さっそく大人気のうちのクラスの、メイド喫茶
混んでるのはもちろん、その分みんなの視線が気になって…
もともとメイド服を着るはずだった子が風邪でお休みに
至急代理を決めたんだけど…
接客ならまだしも、メイド服なんて!
あーもう、こうなったら学年売上トップ目指してガムシャラに働いてやる!
菜留を見れば、すでに売り上げたお金を見てニヤニヤと細く微笑んでいた
───……
「え、あれは!羽華ちゃん!やーんっ!」
「はあっ!?やばいやばいって、俺指名してくる!」
「わ、やべ鼻血でた」
「ちょ、誰か洸呼んできてやれって」
「は!?やだよ、あいつ羽華ちゃんのこと独り占めするじゃん」
「あ、噂をすれば」
───……
ダド、ダド、ダダダ!
「うひゃっ!?」
「羽華!!ちょ~~~~可愛い!やば、監禁してえ……おい!誰だ!羽華にこんな格好させた天才は!」
「私」
「撤回だ!お前はバカだ!羽華が誘拐される」
「お前も同じ格好させるよ」
「感謝、感激です」
クラスの宣伝に行っていた洸くんがダッシュで帰ってきた
ちなみに、洸くんは、
「むふふっ、洸くんも似合ってるよウサギ」
「え、あ!だろ!可愛い俺にぴったりだよな」
執事の格好に、女子軍に付けられたウサ耳
なんとも愛らしい格好に周りの男子達も思わず立ち止まっている