ほんとにびっくりした。
コインを入れてすぐなんだもん!
「ありがとう、友紀!」
私は、差し出されたクマを受け取りお礼を床に言う。
友紀は、少し照れたようにコクリと頷いた。
「ほな次の獲物でも探しにいくー??」
未来は、あたりを見渡す仕草をこちらにして見せる。
「そうだな」
「いろいろたくさんあるぽいし回ってみるか!」
たくさんケースの並んでいる通路をぐるぐる見て回る。
「あっ、、」
私は、あるケースの目の前で足を止めた。
可愛い星のついたカラー展開が5色の
キーホルダーが目に止まった。
可愛い。
こうゆうの欲しいなー。
そう思っていると「なに、これ欲しいの?」
後ろから声が聞こえて振り返ると和泉ナオと3人が立っていた。
「え、可愛いなって思って見てた」
「なあ、友紀から取れる?」
和泉ナオは、後ろに立っている友紀に問いかけた。
「少し難しいけど取れるとおもう」
さっきのケースのものとは、少し違って
吊るしてある紐を挟みを紐まで動かして切って商品を落とすというものだった。
流石にこれは、とれないよね。
さっきのより素人の私が見ても難しそうだし。
「やってみる」
友紀は、ケースの前へとやってきて先程と同様にコインを入れた。
ゆっくりとハサミの付いたアームが動き出した。
「お、ええ感じちゃう??」
「いや、もう少し右でしょ!」
未来と良は、大興奮でゲームプレイしている友紀を見ながら行った。
釣られて私も「もう少し左」と声に出して閉まった。
それを聞いていたかのように友紀は、ボタンを押した。