みんなで学校近くにあるショッピングモールに到着した。

「で、何して遊ぶ??」

「真優は、何がやりたいん??」

良と未来は、私に問いかける。


うーん。やりたいことが多すぎて。
迷うな……。

「ゲームセンターってところに行ってみたい!」

1回も行ったことないから経験してみたいんだよね。

私の言葉に「ゲーム得意の友紀がいるからな」と和泉ナオは、楽しそうに笑っている。

「友紀、ゲーム得意なの??」

「まあね」

友紀は、少し照れたかのような顔を赤くした。

「それに友紀が得意なんは、UFOキャッチャーやで!友紀にとれへんもんなんて1つもあらへん!」

何故が自分がすごいかのように自慢してくる未来。

「UFOキャッチャーなんてしたことない」

「ならやってみるか??」

和泉ナオは、ゲームセンターの方を指をさして言った。

「やってみたい!」

「なら決まり!最初は、ゲームセンターから!」


私の1つ目の希望は、ゲームセンターになりみんなゲームセンターに向かう。



ゲームセンターは、いろんな音楽が流れていて音もかなり大きくて話し声がなかなか聞き取りづらい。

「なな!これなんかどうや??」

未来が指さしてるのは、大きいクマのぬいぐるみ。

「これいけるの??」

「無理そうじゃないか??」

良と私は、ケースにあるクマに張り付いたように見る。


「余裕でしょ!」

と得意げに腕まくりをして機械にコインを入れる。


「本当にとれるの??」

こんな大きいクマ取れるわけない。

なんてそんな事を思っている私をよそめに
「はい、取れたよ」
と目の前にケースに入っていたクマが目の前に差し出された。


「え、すご」

一瞬のことで言葉を失ってしまう。


「だから言ったろ?」

和泉ナオは、自分のことでは無いはずなのに何故が得意げに私に言って見せる。