—はずだった…





『ない…紙が…』



気付いたのはちょうど家に帰った時



さっきまで紙を握りしめていたはずの手のひらには何もない



気分が上がり過ぎて落としたことにも気付かなかった






『どうしよう…これじゃあ連絡取れないよ……』





…今日は日曜だからまた会うのは1週間後……





『、、、さいあく』




こんなんなら、苦手だとしても暗記しとくべきだった…





わたしのばか





あぁぁどうしよう

きっと九条くん気分悪くしちゃうよ…