優が最後に発した言葉が辺りを静かにした。

響「…優ちゃん。最近、俺の耳おかしゅうなったみたいや。もっかい言ってくれへん?」

優「え?お姉ちゃんって」

響「…誰が?」

黙って優が指指したのは、隣で人1人殺しそうな目で睨む、学ランを着た男。

響「…嘘や…女の子はみんな可愛いんや…こんな…こんな…」

響、10000のダメージ。

鈴「??どないなってんの?」

藍沙「オレたち、双子の兄弟だよ。ワケありでこんな格好してるだけだ。ちなみに優はオレの弟だ」

優「どうもι」

鈴「∑へぇ~♪すごっ♪てかオモロいなぁ♪」

と、鈴が笑っている後ろでは、事実を受け入れられない男がいた。

響「そんなの嘘や!!優ちゃんは可愛いもんっ!!絶対女の子や!!」

藍沙「…はぁ。優、ちょっと失礼♪」

響&鈴&優「??」

バッとめくられたのは優の女子校のスカート。

優「∑$£#*♂♀」

そして、響と鈴が見たモノ……

藍沙「コレで分かったか、バカ野郎」

優「お姉ちゃん!!!」

響、思考停止。ヒンシした。

鈴「ぶふっ♪やっぱオモロいなぁ♪んじゃ、コレが死んどる間に持って帰るか♪」

藍沙「そりゃどーも♪オレも面白かった♪あんたとならなんか気が合いそうだ♪」

鈴「それウチも思った!!」


鈴と藍沙の周りに漂う黒いモノ…

どうかソレが自分に来ませんようにと優は必死に願っていたそうな。


まぁ、その矛先は全て響に向いているのだがι
それを知らずに気絶している彼は幸か不幸かιι