そんな俺の覚悟が崩れるのはまた次の日、俺ん家で遊んでいた日だった。

その日俺はなんか頭痛が酷く、体もだるかった。

それで、美月にチャーハンを作ってやった後、俺はベットにダウンしたんだ。

そこから記憶が曖昧で、小雪の叫び声で目が覚めた。

目を覚ますと美月が俺の下にいて……。

「美月…何してんだ?」

と俺が問うと美月はたちまち顔を赤くする。
可愛い反応を楽しんでいたんだが、ポツリポツリ話す美月の言葉に俺は愕然とした。

また俺はしでかしちまったらしい…。

今度はディープキスだけじゃなく美月をベットに引きずり込んだって……。

急いで体をチェックしたら、何もする前に俺が寝ちまったらしい。



……カラオケのあの日、隼人や要が居なかったら。
俺に理性が残ってなかったら…。

……今日、もし俺に熱が無かったら…。
俺は間違いなく、最後までいっていただろう…。
傷つけただろう…。

そう思った。
そう思うと、怖くなった。

自分から離れていく美月の姿が…。