「今日は簡単にだけど作るか!」
家に帰ってから、パーカーを腕捲りした蓮が言ってくれて。
それを食べて、お風呂に入って。
ベッドに横になったときーー。
「陽介に、年末に遊びに来た時といい、そんなにくっついて飽きないのか?って、今日言われた」
それ、私も利香に言われた。と言うと。
「梓は、飽きねぇの?」
今も、蓮に腕枕をされてくっついてるんだけど。
毎日、こうやってくっついてるんだから、聞かなくてもわかってるはずなのに。
たぶん、わざと聞いてる。
「飽きないよ。蓮となら」
ふーん、と。
俺も飽きない、と髪にキスをくれた蓮は。
「俺とならって、苦手だったのか?」
なんて聞いてくるから、そういう事も気にするタイプなんだって、ちょっと驚きつつ。
苦手だったよ。
「そうか。俺も苦手だったけど、梓とはずっとくっついてたいと思う。だから、自分でも不思議なんだけど…梓が過去にどんな奴と付き合ってたのか、とか気になる時があるんだよな」
えっ?それまた……意外!
でも、私も瑠美さんの事を聞いてるわけだし。
島田さんの時は、嫉妬したし。
蓮もそれくらい、好きって思ってくれてるんだよね。
だから、聞きたい?と蓮を見上げると。
あぁ、聞きたい。
素直に、聞きたいと言ってくれた蓮に。
「決して、笑い話でも明るい話じゃないいけど…最後まで聞いてね?」
そのままの態勢で、蓮にすがり付くようにくっついて。
忘れられないあの人の事を、あの日以来、はじめて話すことを決めた。
家に帰ってから、パーカーを腕捲りした蓮が言ってくれて。
それを食べて、お風呂に入って。
ベッドに横になったときーー。
「陽介に、年末に遊びに来た時といい、そんなにくっついて飽きないのか?って、今日言われた」
それ、私も利香に言われた。と言うと。
「梓は、飽きねぇの?」
今も、蓮に腕枕をされてくっついてるんだけど。
毎日、こうやってくっついてるんだから、聞かなくてもわかってるはずなのに。
たぶん、わざと聞いてる。
「飽きないよ。蓮となら」
ふーん、と。
俺も飽きない、と髪にキスをくれた蓮は。
「俺とならって、苦手だったのか?」
なんて聞いてくるから、そういう事も気にするタイプなんだって、ちょっと驚きつつ。
苦手だったよ。
「そうか。俺も苦手だったけど、梓とはずっとくっついてたいと思う。だから、自分でも不思議なんだけど…梓が過去にどんな奴と付き合ってたのか、とか気になる時があるんだよな」
えっ?それまた……意外!
でも、私も瑠美さんの事を聞いてるわけだし。
島田さんの時は、嫉妬したし。
蓮もそれくらい、好きって思ってくれてるんだよね。
だから、聞きたい?と蓮を見上げると。
あぁ、聞きたい。
素直に、聞きたいと言ってくれた蓮に。
「決して、笑い話でも明るい話じゃないいけど…最後まで聞いてね?」
そのままの態勢で、蓮にすがり付くようにくっついて。
忘れられないあの人の事を、あの日以来、はじめて話すことを決めた。