これだけ二人でゆっくりと過ごす朝も、夕暮れもいつぶりだろう。

飽きもせず寄り添って、飽きもせずにじゃれ合って、抱き締め合って、唇も身体も好きなだけ求め合って。

蓮となら何をしていても、何もしなくても楽しくて、幸せで。

何処に行くわけでもなく、1日1日が思い出として刻まれていく。


大切な場所、大切な人たちを守ってくれた蓮が私の、わけわからないくらい愛おしくて仕方のない人だって事を、一生私は誇りに思うんだろうね。


この全ての想いを口にするには、言葉が見つからない。


だからーーーー、


蓮の大好きな声も、涙も、血の一滴すらも、とにかく蓮の全ては誰にもあげない。

ずっとずっとーーー永久に私のものだよ!


俺も誰にもやらない。

梓の大好きな声も、涙も、血の一滴さえも、梓の全てをな。


深くて激しいキスを交わして、荒い息を整えて。


俺は、もう梓が居ないと腹の底から笑えないんだろうな。

今まで生きてきた中で、梓が隣で笑ってる幸せは、俺にとっての最高で最大の幸福だな。

離れんなよ、一生。

この命が尽きるまで愛してぬく。


言葉ではもう………伝えきれないくらいの極上の言葉を蓮はくれるんだろう。


溢れ出す涙をそのままに。


泣き虫、と。


私の涙を唇で掬ってくれた蓮に、、、


離れないよ、一生。

嫌がられても、突き放されても離れない。

覚悟してね。


あぁ、覚悟しとくよ。

梓も腹括れよ!

嫌がられようが突き放されようが、離さねぇから。


大きく頷くと、自然と額が合わさって、また息が乱れて………全てを奪いたくなる、奪われたくなるようなキスが止まらなくなる。

それも、いつしか笑って、楽しむキスに変わっていく。



それそろ限界なんだけど……梓を欲しくて堪らない。


私も……蓮が欲しくて堪らない。


奥深くまで身体を重ねて、戯れて、求め合いーーー、


俺の子、産んでくれるか?


うん、喜んで。


一番の快感に満たされる場所へ、蓮は熱い液体を放ってくれた。

今まで体感したことのない幸福感と快感に、私の中は何度も痙攣する。


もう一回、と求めてしまう程にもっと欲しい。


繋がったまま、また戯れて。

空が明るみを増すまでーーー何度も身体がもつまで、熱い液体を私の中へ……くれた。