神様って何だろう。

興味が無い。そんな者がいるなら、戦争や凶悪事件は起こさないようにすべきだろう。この世界は救いようが無い。

「神様がいたらみんな幸せな筈だよね」

そう言う彼女の表情には暗い影が見えた。そしてまた別の人のとこに話に向かった。

私は最初の部屋に戻った。

モニターにはまだ髑髏の仮面がいる。

「どうされました?」

「どうもこうも、もう投票の答えはわかったてるし、あそこにいても気まずいし」

「そうですか、何か飲みますか?」

「うん、水もらえる?」

「かしこまりました」

「貴方たちの目的は解らないけど、このくだらないゲームはすぐに終わりそうだよ、そうしたら本当に帰らせてくれるんでしょ?」

「はい、ゲームが終わり次第きちんと元の場所に帰れます、それは約束します」

「そう、でもいまいち目的が掴めないんだよな、こんな事して、神様とか言われてもイマイチピンとこない」

「確かに難しいですよね、現在の神様は引退されようとしてるのです、そこで我々天使が次の神様候補を探し出してくる任務を授かったのです。そして私は師走ルカ様貴方を見つけました。貴方には才能がある、是非勝ち残って貰いたい」

「勝ち残るも何もこのゲームのルールは破綻してる、票が割れたらゲーム終了なんだから全員生存でそれで終わりでしょ」

「そうですね」

仮面の奥で笑ったような気がした。